今週のエプロンは白と赤の水玉模様のエプロンです。
裾に沢山のフリルをつけてみました。
いつものようにエプロンを製作している途中、
お世話になった音声さんが亡くなられた事を知りました。
41歳若過ぎる死です。
いつも笑顔で現場を和やかにさせてくれて
日田展の中継の空き時間に癌と闘っている事、仕事への想い
お母様の事、短い時間で色んな事を話してくれました。
「また入院するけど帰ってきますから」
と会話をしたのが最後になりました。
こんな時にこんなに派手なエプロン出来ないと思い
涙がぽろぽろ溢れてきました。
朝、アシスタントの洋子ちゃんに
「今日は黒のエプロンにするね。こんな派手なエプロンを
着る事は出来ない。」と話すと
洋子ちゃんは
「ちゃびんさんは先生が黒のエプロンを着ても喜びませんよ。
ちゃびんさんが生きていたら、
今日は赤のエプロンだからマイクのカバーを赤にしておきますね。と言いますよ。」
と言われハッと気付き笑顔でスタジオ入りしましたが
廊下やスタジオで皆さんとちゃびんさんの思い出話をすると
涙がまたポロポロ出てきて
本番では元気のない感じになり反省です。
昨日の放送を観て下さった生徒さんから
「先生、 昨日 ちょっと元気がないように感じましたが 大丈夫ですか?
私の思い違いだと いいんですけど。」
と優しいメールを頂きました。
いかん!いかん!泣いていたら。
生きている人が元気でいる事が一番の供養ですね。
きっとこのエプロンを着るたびに
優しいちゃびんさんの笑顔を思い出すだろうと思います。
ちゃびんさんに出会えた事に感謝です。
あの穏やかな笑顔を忘れる人はいないでしょう。
安らかにお休み下さい。